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四国山脈に囲まれた小さな谷間に大豊町がある。
その鉄道駅の駅舎は小さく玩具のようだ。
ひなびたプラットフォームを眺めていると列車が入ってきた。
その壁面にはアンパンマンが描かれていた。
アンパンマンの作家であるやなせたかし氏が
この大豊町の近隣の町の出身だからだろうと思われた。

大豊町には日本一大きい杉の木がある。
樹齢が3000年らしい。
この大樹は八坂神社の境内にあって神木として崇められている。
昭和22年、
美空ひばりが美空和根という芸名で地方巡業している途中、
この大杉の近くでバス事故に遭遇し九死に一生を得た。

約1ケ月半この地で療養後、
町内にあるこの杉の木に日本一の歌手になれるようにと願をかけた。
帰京後、芸名を美空ひばりと変え、
文字通り日本一のスターへになったひばりさんは、
14歳の時に当時お世話になった方々への挨拶をかねて大豊町を訪れ、
日本一の誓いも新たに「杉の大杉」に参拝したそうだ。
その後も何度か訪れていたようだ。

彼女の死後、
ひばり慰霊碑がこの八坂神社に隣接する公園に建立された。
慰霊碑の前のボタンを押せば彼女の歌声が流れてくる。
昔変わらぬ悲しい口笛を聴いた。
この慰霊碑はひばりの聖地として
年配の男女が途切れることなく訪れていた。

July 22nd 2008



  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  

  



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